テキトー簡単お魚メニュー アナゴの天丼
●アナゴはどう料理して食べても美味しい。で、アナゴの天ぷら、煮アナゴ(蒲焼風)、煮アナゴ丼、骨せんべい、白焼き等をメニューに書いてきたのですが、ふと気がつくと、なんとアナゴの「天丼」を書き忘れているではないですか!これはヌカッた。意外と当たり前すぎて、頭の中から消えているものってありますよね。アジフライなんかも、アジのメニューを色々書いてて、肝心の美味なるメニューをしばらく忘れていました。アナゴの天丼。これほど簡単で美味なるものを忘れていたとは。ということで、改めて加えます。「アナゴの捌き方」は別のページにまとめてありますのでご参考までに。船釣りのアナゴだと船宿の人が船の上で捌いてくれますが、ボート釣りや投げ釣り、時には他の釣りもので外道として釣れた時、船宿で捌ける人がいない場合もあります。そんな時は難しく考えないで、エイヤと自分で捌いてしまいましょう。簡単です。失敗なんてありません。多少、イビツな形になってしまう事はあっても、味は変わりませんから。

●ただ、天ぷらのページでも書いたのですけど、これはやはり船上で捌いてもらったものの方が美味い! 野〆で持ち帰ったものは一度固くなってその後身が緩くなってしまうのでしょう。天ぷらにしたときの食感は落ちてしまいます。しかし、それは多少の事で、決して美味しさが損なわれる訳ではありません。私、アナゴの船釣りもやった事はありますが、今はもっぱらボート釣りで来たアナゴを楽しんでいます。キス釣りの外道で来ます。で、まず、天ぷらを作りますが、多少、経験の差で美味しくできるかどうかは分かれますが、キモは油の温度でしょう。180℃くらいが目安なんて言われていますが、衣を油にちょっとたらして、鍋底に沈んだ衣がすぐに浮き上がってくる状態程度の事で十分です。色はお決まりのきつね色。ちなみに、揚げ物は油から上げた時よりその後に余熱で少し焼けてしまいますから、気持ちちょっと早めに上げた方がいいでしょうね。

●とはいえ、丼ですから、あまりお上品に構える事はありません。どうやっても美味しい料理が丼です。季節の野菜(例えば、ピーマンやしし唐)も一緒に揚げて添えると、ちょっとゴージャスな雰囲気の天丼になります。無くてもOK。天丼のたれは市販品で十分美味しいものがあります。煮アナゴも作られる時は、その煮汁にザラメを適量加えて煮詰めたもの、いわゆる「ツメ」のようなものを作って、それをかけても美味しいです。自分で天丼のたれを作るのも簡単。本みりん50mlに醤油を同量、だし汁(市販品で十分)100ml程度を目安にしてひと煮立ちさせれば出来上がり。砂糖は好みですから、あえて目安をいうなら小さじに軽く程度です。丼に盛ったご飯にそれを軽くかけ(好みの量で)、そこにアナゴの天ぷらを載せて、好みでその上からたれをかけていただいてください。また、アナゴを釣りたくなりますよ。
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★魚の捌き方・下処理 「オニカサゴの毒針処理」
★テキトーコラム 「魚が釣れ過ぎた時の保存方法等」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ウミタナゴ」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ササノハベラ」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ネンブツダイ」
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