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アニサキス症の救世主 正露丸!?




キッチン 海で釣りを楽しむ者にとって厄介なのがこのアニサキスです。要は魚の寄生虫なのですが、魚の寄生虫は殆ど人間には無害だそうなのですけど、このアニサキスだけは別で、強酸性の胃液にひるむこともなくその胃壁に食いつき、人間様を激しい腹痛で苦しめます。その辺りの事はこの編の「アニサキスの問題」で書きましたので、興味のある方は(無いか…)ご覧ください。

で、一応簡単に、アニサキスによって惹き起こされる「アニサキス症」について記しておきます。アニサキス症とは、魚介類に寄生するアニサキス幼虫を生きたまま人が食べてしまい、そのアニサキス幼虫が胃や腸に食いつくと出る症状です。多くは胃壁に食いつくようです。食してから数時間後に激しい胃痛が起き、そうなるとお医者さんで内視鏡によってこいつを取り除くしかありません。1匹でも発症するようです。人から人へ感染するようなものではありません。中にはアニサキス症に伴ってアレルギーが起きる場合もあるそうで、ジンマシンや血管性浮腫、アナフィラキシーなどさまざまな症状を起こすようです。ただ、その辺りの発症のメカニズムなどには、まだ分からないことが多いようです。

まあ、不謹慎な言い方をすればロシアンルーレットみたいなもので、当たる人は当たるし、当たらない人は当たらない、と。私は幸いに今まで何ともありません。どうも、こいつに食いつかれる確率はそれほど高くは無いようです。私は一応の自衛策として、サバやイナダ、イカを釣った時は船上で内臓を抜いて、身にこのアニサキスが入らないようにしますが、絶対的な方法ではないでしょう。まあ、楽しい釣りの避けられないリスクと割り切っていますが。

正露丸ところがここに思わぬ救世主が! それは、あの「正露丸」です。遥か昔からある、お薬です。正露丸の製造販売元である大幸薬品が2014年、アニサキスの活動を抑える効果があるとし、正露丸の主成分「木クレオソート」の活用に関する特許を取得したそうです。この「木クレオソート」は、ブナやマツなどの原木から得た木タールを精製した液体で、詳しいことは分かりかねますけど、これがアニサキスの動きを鈍くしてくれるそうです。ただし、「木クレオソート」自体はアニサキス症用薬剤としては「薬機法」で認められていないので、特許は取っているものの、表立ってはその効用を謳えないそうなのですが…。

水産業界内には、「正露丸をのめば大丈夫」であるという事を以前から知っていた人もいるようです。教えろよな、そういうことは…。

しかし、割り切りつつも気にはなっていたことを毎度お世話になっていたあの正露丸が解決してくれるとは意外。メーカーは一応、服用しても様子を見て医者に行くことを勧めていますが、まあ、そうでしょうね。表立って言えないわけですから。船長連中は意外と知っていたりして。そういうのって結構色々とあるんじゃないかな。オニカサゴに刺されたら、一晩苦しむしかないのですけど、ある船の船長が特効薬を持っているとかって噂があったりします。なんでも「柿の渋」から作った液体であるとか…(ホンマかいな…)。信じる人にだけ効くのかも…。

まあそれはそれとして、あの正露丸がねえ…。さすがのアニサキスも、そんなものが海の外にあるとは知らなかったでしょうなぁ。ご愁傷様。

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