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テキトー簡単お魚メニュー ショウサイフグの骨酒



フグの定番料理と言えば、フグ刺しにフグ鍋。船釣りで楽しめるのは主にショウサイフグです。たまに宝くじ的なトラフグが来たり、トラフグ並みの食味を持つと言われるアカメフグ(ヒガンフグ)が来ますが、私はこのショウサイフグが一番美味しいと思います。もちろん好みですが。人によればショウサイフグは少し身がゆるいと言われる方もいますが、私はむしろその食感が好きです。鍋にしたときのフワフワ感がたまりません。
ショウサイフグ フグ刺し
で、これまではフグと言えば、その刺身と鍋、それから船宿で勧められた唐揚げ、一夜干しを堪能していたのですが、たまたま一緒にフグ船に乗り合わせた釣り人から「フグの骨酒」なるものを聞きました。絶品だとの事。今まで、刺身にしたときの骨は鍋のダシにするか、捨てることもありましたが、これを干して、炙って熱燗に漬けると、ヒレ酒にも劣らぬ旨みが出るとか。ショウサイフグでは弱毒があるのでヒレは落としてしまいますが、そんな楽しみ方があるとは知りませんでした。早速試してみると、オニカサゴのヒレ酒に勝るとも劣らぬ香ばしさと旨みです。今までこれを知らなかったのを悔やみました。
フグ骨
作り方はいたって簡単。ぜひオススメの楽しみ方です。フグ刺しや一夜干しを作る時に切り取った骨を取って置き、それをカラカラになるまで干します。当然、身が骨に付いていますが、そのままで。干し方は干物のようにネットを使ってもいいですし、オニカサゴのヒレのように皿に並べて干しても構いません。ただ、部屋の中でやると干し上がるまでに魚の生臭さが漂います。私は慣れているので部屋の中で干しますが、家人から文句は出ます。まあ、干物の要領ですからネットで外に干した方が無難です。ただし、カラカラに干し上がるまでには3~4日位かかります。カラカラに乾いたら、それを焦げ目が軽くつくくらいに炙って、大きめのグイ呑みに入れ、熱燗を注いで少し待ちます。日本酒が、骨から出たエキスでウイスキーのような色になってくれば出来上がり。お酒は二級酒で十分です。好きな人に言わせれば「二級酒が特級酒に変わる」だそうです。
フグ 骨酒
フグの骨が大きければ折っても構いません。お酒に浸かっていないところからはエキスが出ませんから。口広の徳利でまとめて作ってもよろしいかと思います。要は、フグの骨のエキスを熱いお酒の中に染み出させるだけですから。酒好きにはたまらない風味が楽しめます。私はこれを知ってから、フグ釣りの回数が増えました。干したフグの骨は冷蔵庫に入れておけば保存できます。オススメです、というより、骨まで美味いフグを堪能しましょう!

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