テキトー簡単お魚メニュー マハタの酒蒸し
●マハタはマダイやヒラメに劣らぬ高級魚です。鍋はもちろん、刺身に焼きにアラ煮に、何でも美味しくいただけます。その中でもこのマハタの上品な旨みを引き出せるのが酒蒸し。大きなマハタが釣れたら、半身で試してみてください。私見ですが、旨みはマダイ以上かも。ちなみにこのマハタ、よく似たのに「ハタモドキ」という魚がいます。何かガンモドキみたいで分かりやすいですね。見た目はハタそっくりです。区別する一番簡単な特徴は尾びれの端が白いかどうか。白かったらマハタです。白くなかったらガンモドキ、じゃない、ハタモドキです。あと、体のストライプ模様がマハタは縞々同士がくっついていたりして、ハタモドキはストライプ模様がはっきりしていると云うのがありますが、これは個体差が大きいと思います。マハタでもストライプ模様がはっきりしているものがいますし。私、ハタモドキは釣ったことありませんが、釣った人に聞くと同じようなものだそうです。

●まず三枚におろし、皮は引かず、大きければ二つくらいの切り身にしてください。それを蒸し器に入る大きさの器に盛って、蒸し器に入れます。要領は「メダイのカブト酒蒸し」と一緒です。好みによって昆布を敷いたり、塩を振りますが、私はマハタの旨みを活かすため、そのままでやります。

●目安として100cc程度のお酒を器に盛ったマハタの身にまんべんなくかけてください。ただし、お酒の量はあくまでも目安ですので、切り身の大きさ、好みで量を加減しましょう。日本酒の代わりに紹興酒を使う人もいます。また、風味を出すため、ネギやスライスしたショウガを載せて蒸す人もいます。これは好みです。私は日本酒でやりますが、以前たまたま紹興酒があったのでそれでやってみましたが、こちらも風味が増してGOOD! 後は10分から15分くらい蒸します。

●ハイ、これで出来上がりです。白髪ネギ(ネギの白い部分を細く切って、水に晒したもの)を添えていただきましょう。この時、熱したごま油を注ぐと、ジュワッと香ばしくごま油が弾けて、一層風味を引き立ててくれます。オススメ! ちなみに「メダイのカブト酒蒸し」のページでも書きましたが、余計な事ながら、蒸し器に水を入れ忘れることのないように一応気を付けてください。「そんな事、やらないよ」と思われるでしょうが、天災は忘れて頃にやってきます。事実、私、水を入れ忘れて焦げ付かせたことがありますので。あと、水が足らなくて焦げ付かせることもあります。ご用心。
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