テキトー簡単お魚メニュー マトウダイの白身フライ
●このマトウダイ、ウマヅラ同様、ヒラメ釣りの定番外道です。アタリがヒラメに似ていて、よく騙されます。が、この魚もフィッシュイーターですから、美味い白身を持っています。知り合いから聞いた話ですが、オーストラリアではマダイよりこちらのマトウダイの方が喜ばれるそうです。日本の刺身文化と違ってフライ文化(?)だからでしょうか。バラマンディ(スズキの仲間?)などを釣り上げると大喜びだそうです。フランスではこのマトウダイ、高級食材でムニエルの定番であるとか。マトウダイの名前の由来は、身体の横にある黒い丸が「的(まと)」のようだからとか、顔が馬に似ているから「馬頭(まとう)」だとか云われています。

●捌き方は三枚おろしですから「基本中の基本三枚おろし」を参考にしてください。で、料理の方ですがこのマトウダイ、私はフライにしていただきます。刺身で食したこともあったような記憶がありますが、何と言ってもフライです。三枚におろしてサクが取れたら、食べやすい大きさに切り分けてください。フライの揚げ方は省略します。要はパン粉、小麦粉、卵ですから、それぞれのご家庭で料理されているやり方でやってください。身のほっこりとした、極上の白身フライが楽しめます。で、肝や真子も美味しくいただけます。

●あとは市販のタルタルソースかマヨネーズで。私は市販のマヨネーズに中濃ソースを混ぜ、それをフライにつけて食べます。一見下品ですが、美味しい! 美味しくいただくコツは何と云っても揚げたて。ちなみに、市販のお弁当やお店で出される白身魚フライ定食は殆どがこのマトウダイだそうです。ムニエルも美味しいですから、ぜひお試しください。
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★魚の捌き方・下処理 「オニカサゴの毒針処理」
★テキトーコラム 「魚が釣れ過ぎた時の保存方法等」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ウミタナゴ」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ササノハベラ」
★食べない魚はリリース 「食べられますけど… ネンブツダイ」
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