食べられますけど… オハグロベラ
●オハグロベラといっても、歯は黒くありません。名前の由来は、体色が黒いということからきているだけの事らしく、マンマで面白くも何ともありません。雄の婚姻色が黒だそうですけど、私が釣ったものは皆、真っ黒でした。メスはそれなりにキレイなオレンジっぽい色をしているようですが、ベラ科の魚の多くは性転換するのです。このオハグロベラも性転換します。まあ、種族保存の為なのでしょうけど、一説には体の大きい強い個体がオスになるようです。ベラ科の仲間は世界に500種類くらいいるそうですが、温かい海を好むそうです。

●私は東京湾(内房)で釣りましたけど、なぜか、外房にはいないとか…。瀬戸内海沿岸の出身である私は、瀬戸内海の浜辺近くにキューセンベラがそれこそベラベラと泳いでいるのをよく見ました。キュウーセンベラは食べますが、このオハグロベラはちょっと…。ところで、ベラ科の仲間は10cm~30cm程度の小型のものが多いのですが、なんと1mを超えるものもいるようです。あのコブダイもベラ科で、カネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)には2mにまでなる個体がいるそうです。
●私はこのオハグロベラを食べようとは思いませんが、体高もあり、透明感のある白身の魚で、けっこう美味だそうです。塩焼き、煮付けが無難でしょうが、身がある程度厚いので三枚におろして、唐揚げ、天ぷら、刺身もいけるそうです。今度釣れたらチャレンジしてみたいような、しかし、釣り上がった姿はタドン(炭団、お分かりになります?)みたいだし…。
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